どちらかというと夜の方は自信があり、これまでお付き合いのあったパートナーは全て満足させてきました。
そんな過剰なほどの自信もここ数年で年齢のせいか陰りがではじめたのを、少しずつ感じていました。
心の中ではそんなことは信じたくなく、いつまでも若く居られるものだと思い込んで頑張っていましたが。
やはり若いころを比較して全体的なパワーが低下しているのを自覚し始めていました。
現在のパートナーは頭が良く優しい方で、加齢によっていくつかの機能が低下しているであろうことを理解しつつ、いつも気づかいをしてくれますが、それもだんだんと辛くなってきました。
なぜなら以前のようなつもりで夜に挑んだものの、自分の力不足でパートナーに最高の満足を与えられていないと思うと自分自身にイライラしていました。
そんなある日、パートナーとのことを終えた後で、よせばいいのに満足できたのかと尋ねてしまいました。
いつも気づかいをするパートナーは満足したと答えてくれましたが、それについて嘘をつくなと怒鳴ってしまったのです。
その日以来二人は気まずくなり、デートをして食事をしても夜を共にせずに帰る日もあるまでに至ってしまいました。